技術を楽しむ気持ちを持たないと

斜に構えてちゃつまらない



愛聴しているPodcast「backspace.fm」の第310回を聞いています。最近はなかなか聞く時間が取れず、ちょっとずつ聞いているんですが、ゲストの山根康弘(@hkyamane)さんが後半でおっしゃっていた言葉に、ハッとさせられました。

スマホの縁まで液晶とかそうしたテクノロジーの進化について、誤タッチが心配とかそれが使いやすいかどうかを論じる声があることに対して、
「それを出したところがすごい」
(1:40:40ぐらい)

新しい技術を製品に乗せられるところまで落とし込んで世の中に送り出した。それがまずすごい。使いにくいのならば売れないだけであって、そこにどうこう言わずにまずは触ってみないと。

そうだよなぁ。

Appleの余分な機能を削ぎ落としてく思想に感化されて過ごしたこの20年ほどの間に、いつの間にか新しい技術に対して斜に構えていたんじゃないかと自身を振り返ることになりました。

今なら素直に言えます。Galaxy Note、欲しい。誰かくれ。

SAMSUNGについては、iPhoneのデザインをパクったとしてAppleと訴訟になっていて、昨年ようやく賠償金額まで決まったところなのですが、その件の印象が悪すぎたんです。日本企業も昔はパクって安く作っていた時代があったのだと思いますが、高度成長期前の途上国の企業がやるのと、世界に名の知れた存在になっていた企業がやるのとではやはり印象が違います。

他にも液晶パネルに関して日本の技術者を引き抜いていた件とか報道されていましたから、それもあって。もっとも、あの時の感情はどちらかと言えば自社の技術者の能力を軽視していた日本企業に向かっていましたけれど。なぜ給料上げて繋ぎ留めないのか、と。

でも、backspace.fmを聞いていたら、開発の現場でやっている人は、やっぱりみんな頑張っているんだな、と。じゃなきゃ売れる製品にはならないですものね。

そんなわけで、Galaxy Note欲しい。誰かちょうだい。メルカリで出品されるのを見てますが、高い怖いしで手が出ません。我慢して貯金しないと、子どもたちを行きたい学校へ行かせてあげられないかも知れませんから、今は自分よりも子どもたち。

Galaxy Noteはともかく、新しい技術を搭載した製品が出たら、その製品がどこの国の誰が作ったものであっても、とにかく楽しく見てみようと、昔の自分の気持ちを思い出しました。

何も買えないけど、とにかく好きだったらか、DOS/V magazineをそれこそ穴があくほど読んでいた高校・大学時代。あの頃学んだ知識は今も色褪せていません。好きだったからこその焼きつき具合です。あの気持ちが、ここ数年すっかり欠けていました。

せっかくインターネット上にはそれこそ湧き出してくるほどに情報があるのですから、寸暇を惜しんで新しいものについて読んで学んでみたいと思います。

あ、お経についても最近では結構現代語訳したものがネット上で公開されていたりしますから、読んでみると面白いですよ。お経の勉強が格段にしやすくなった時代です。是非みなさんもお釈迦様の教えに触れてみてください。

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