ネットがリアルでないとどうして誤認識するのか

右手中指がばね指になったかもしれません。腱鞘炎(ばね指)と書いてある病院サイトもあって、私のイメージしていたそれぞれの症状に違和感が生じてきていて、果たしてこれはなんて呼んだら良いのかなんて感じています。放置して治りそうもないので、週明けは受診だなぁ。

朝起きたら中指が伸びなくて、付け根をパチンと鳴らしたら少し動くようになって、その後は曲げ伸ばしすると第二関節がカクンカクンする感じ。痛みも伴う。数時間すると馴染むのか痛みはあまり感じなくなるけど、カクンカクンは続く。15分ぐらい仮眠とったらまた振り出しに戻って。

症状を頼りに検索したら、ばね指かなぁとなりました。娘が2歳の頃になってるんですよね。私のは、原因なんだろう。

さて。

このブログではあまり時事問題は取り上げていませんが、今回はネットの話だし、自死の話だし。

インターネットの普及期から感じていたことですが、ネットの世界が独立して存在していると考えている人が一定数いるんですよね。この現実世界とつながりがないと誤認識している人が。そんな世界があったら、つまり別世界があるということですから、その意味でワクワクしますけれど、残念ながらどこまで行ってもネットの世界は現実世界の一部です。

インターネットの仕組み上、流れ出たデータの出所を突き止めることはたいていの場合、可能です。余程しっかりと出所を隠蔽すればごまかしは効きますが、Twitterで自分のことは棚に上げて人の批判ばかりする人がそんなことをしているとも思えません。

送信をタップした時点で、現実世界で大声で叫んでいるのと同意義であると、正しく認識すべきです。しかも記録も残るんですから。

匿名掲示板と呼ばれた2チャンネルですら、書き込みした人は割り出されるんですよ。なぜTwitterなら平気と誤認識してしまうのか。あまりに浅はか。いや、もしかしたら、その感覚の方が普通の感覚なのかもしれませんね。

私の子どもたちは小学校のうちからこうした問題について教育を受ける機会がありました。第一子が2006年生まれなので、少なくともそれ以降に生まれた子たちは、学校でネットリテラシー教育を受けています。

しかし、すでに大人になっていると、その機会がありません。とは言え、教育を受けたからといって、馬鹿げた行動をしないわけではありません。

やはりもう少し時間を割いて、インターネットの仕組みと、スマホやパソコンといったデバイスがどうやってインターネットに繋がっているかというところまでを、ちゃんと理解できるまで教え込まなきゃダメだと思います。

本人の前で罵詈雑言を言えばどうなるか、これは視力で認識できますから想像が容易です。同じようにネットで行った自分の行動の結果が、容易に想像できるように、ちゃんと仕組みを教え込まなくては。

簡単に言えば、IPアドレスが何であるかを理解できれば、ネット上での匿名など幻想だと認識できることでしょう。

自死を選んだ方に、どんなに祈りを捧げても、失われた命は戻ってきません。インターネットを生活のあらゆるところに取り込んだ世界を作り上げてきた世代の我々の責務として、悲劇を繰り返さないための仕組みを整えることが、一番に為すべきことと考えます。

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