iOS機能制限を何通りか登録したい

iOSのペアレンタルコントロールはしっかりしているけれど、まだ不足

以前は「機能制限」と呼ばれ、iOS12からは「コンテンツとプライバシーの制限」(設定のスクリーンタイムの中にあります)と呼ばれることになった、いわゆるペアレンタルコントロール機能があります。これはかなり強力で、十分に親の希望を叶えてくれます。
しかし、一種類のパターンしかありません。我が家としては、学校に行くときはこの制限を、家にいる時はこの制限を、旅行中はこの制限を、という具合に、シチュエーションに応じて制限を緩めたり強めたりしたいのです。具体的には、プロファイルという形で設定をまとめて、それを切り替えて使うという感じが良いですね。

子どもたちの通う学校は、スマホを始めたとした携帯電話機器は、原則として持ち込みNGです。書類を提出することで特別に許可を得て持ち込ませることはできますが、学校では取り出さないのはもちろん、あらかじめほとんどの機能をオフにしておかなくてはなりません。

しかし家にいる時は学習アプリを使わせたいですし、旅行中はもう少し制限を緩めたい。そうした時に、現状ではその度に設定をいくつも変更しなくてはなりません。

サードパーティ製アプリでどうにかなるかもと思いましたが、そこまでの機能を持ったものは内容ですし、現段階ではAppleが締め出しているっぽい。この記事を書いている前日にAppleの締め出しが緩むような情報が流れていましたが、それで私の望む機能が登場するというわけではないでしょう。すぐには。

Androidでも状況は大して変わらず、2018年にGoogle製の機能制限アプリが日本でも使えるようになったみたいですが、やはり複数の状況に応じて設定を切り替えるという機能は無いようです。

仕組みとしてはとても単純なことなので、できない理由はないように思います。それこそ、OS開発元であるAppleがその気になればすぐにでもできそうなのに。

強制発動ギミック

私としては、これはスタート地点で、ここからさらに、位置情報に基づいて機能制限を強制発動するとか(学校に着いたら限界まで制限がかかる)、時間帯で切り替えるとか(学校内にいても部活動の最中は、例えば陸上部とかならフォームの確認用にビデオ撮影・再生はOK)、あらかじめ指定した日は特定のプロファイルに切り替えるとか(部活の大会中でも、空き時間に学習アプリが使えるように)、条件に基づいて自動的にプロファイルを切り替えたいのです。

使いこなそうと思ったら仕組みの理解と最初の設定がなかなか大変ですが、設定内容はiCloudで家族内の端末で共有し、子ども一人に設定すれば他の子はクラウド同期された設定を流用できれば多少は楽になりますね。おすすめ設定を他の家庭と共有できれば、得意な人が設定を組み上げてもらえば済むようになります。

良いなぁ、この機能欲しいなぁ。せっかくのiPhoneを、機能制限してばかりではもったいないです。子どもの状況に応じて適切に機能を解放することで、勉強効率も上げられかもしれません。しっかり機能制限してあることで学校側が利用の範囲を広く認めてくれるようになれば、学校にいる子どもと直接連絡を取ることも可能になるかもしれません。(もちろん常識的な範囲で)

いつでも我が子と連絡が取れるというのは、親としてとても安心ですし、子どももいつでもその気になれば親と連絡が取れるというのは、色々な場面で安心できるでしょう。学校にいると友だちに囲まれていて楽しいという反面、ひょんなことからいつも孤独を感じることにもなりかねません。iPhone一台、スマホ一台で、学校生活で辛い思いをする子が減るかもしれないんです。

今は、子どもたちが遊びかねないという理由で、学校内での利用が厳しく制限されることが当たり前になっています。今年の2月に文科相は「小中学校は持ち込みを原則禁止」「高校は校内での使用を禁止」という指針を見直すと会見で述べ、その時の報道では2019年度中にも新たな指針を作るとされていました。

その後何も報道が無いので、指針づくりが進んでいるのか、まだこれから取り掛かるのか、意見を集約している最中なのか、全然分かりません。保護者や教職員の意見を聞くらしいのですが、学校からは何の話もありませんから、対象校に選ばれてないのか、これからなのか。全国から意見を集約しようとしたら、今年度中では無理でしょうしねぇ。

防犯上も、災害対策の上でも、勉強の場面でも、部活の場面でも、ちゃんと使えばこんなに便利な道具はありません。ここは是非Appleには、機能面からバックアップをしてもらいたいです。

この意見、どこに届ければ良いんだろう。

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