VMware FusionでWindows8 Pro

今ならお買い得。5千円台ですもの。

Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (XP・Vista・7からのアップグレード専用:2013年1月31日まで) を買いました。住職が使っている寺務所のパソコンが突然死してやむなく導入した機体が、Windows8プリインストール機だったため、自分でも使い方に習熟できるようにという消極的な理由のためです。

VAIOなんですけどね。突然死したのも、新たに入れたのも。タッチパネル搭載モデルを選んだので、Windows8らしさを味わうことは出来ますが、それにしてもタブレットに寄り過ぎなインターフェースという印象です。同じ事をするのに、今までよりも手間が増えている事が多いという。

Macの場合は、iOSとの融合を目論んでいるものの、変化はゆっくりです。Appleらしくないと言うべきか。基本は従来のデスクトップで有り、Launchpadを起動してiOSのようにアプリを選ぶスタイル。

フルスクリーンでアプリを使うスタイルを訴えていますが、それに従うにしてもMission Controlのおかげで画面の切り替えは容易です。

スタート画面はいろいろな最新情報を自動で取得できて便利ですが、MacのDashboardで似たようなことが出来ますし・・・

こうした姿を思うと、Windows8は、行き過ぎちゃったなぁと思わずにいられません。でもMicrosoftのことですから、いつの間にか良いバランスに調整してくると思いますよ。そういう意味では信頼できる企業ですから。

インストールの前にトラブル対策

というわけで、VMware Fusion 5にWindows8 Proをインストールしました。事前の情報収集で、仮想ハードディスクがSCSIになっているとデバイスドライバーが無くてインストールに失敗するようでしたので、IDEに変更。

これ、以前同じ事をしたくて調べたときには全然ヒットしなかったのですが、ことがWindows8対応策ということもあって、今はいくらでも情報が見つかりますね。

私はnatural life@Naraさんの「VMware FusionでWindows 8がインストールできない場合の対応」を参考にしました。

buslogicをideに書き換えるくだり、私の場合はlsilogicになってましたが、構わず書き換えました。それで成功しています。

また、この作業をするのに、仮想ハードディスクの実体であるファイルを2GBに分割しました。仮想マシンの設定で出来ますが、分割してあるとMacがクラッシュしたときに巻き添えダメージを受けやすい(つまり仮想マシンのファイルを壊れて起動できなくなる)印象を受けていたので、最近は分割せずに1ファイルで使っていたのでした。

準備不足、容量不足

これで準備万端と、勇んでインストールを開始したら、空き容量不足で怒られてしまいました。最低20GBの空き容量が必要なんだそうです。なんと16GBも足らない。

MBPRになりSSDも512GBに奮発したので、空き容量にまだ余裕があります。仮想マシンのHDDも、現在の40GBから倍の80GBに増量しました。512GBのSSDを載せておいて良かった。

仮想マシンに割り当てるメモリは2GB。これは現状維持です。増やしても良いのですが、重い作業をWindowsでやるつもりがないものですから。

ウィルス対策ソフトは必ず外しましょう

今度こそ準備万端とインストールを再度開始。15%の表示のまま数分(10分超えたかも)固まっていたので冷や冷やしましたが、無事に100%に到達。何回かの再起動が始まりました。

最終段階と思われる、ユーザー設定引継中の画面で、エラーが発生。悲しいことにWindows7環境が復元されてしまいました。何も起動しなくなるよりは良いですが、インストールの途中経過ぐらい把握して、次回は時間短縮とかあれば良いのに。

エラーの意味も分からず、このまま途方に暮れるのかと覚悟したのですが、ウィルスセキュリティのアップデートバルーンが目に入り、こいつが原因か、と思い至りました。

アンチウィルスソフトを動かしたままOSのメジャーアップグレードを行うなんて、御法度だったはず。Macの時にはもっと慎重に調べるのですが、仮想マシンと言うこともあって気の入り方が軽かったようです。

アンインストールして、再度やや長いWindows8のインストールを。今度は無事にユーザー設定引継も完了。最近VAIOでやった覚えのある初期設定画面が表示され、Windows8が使えるようになりました。

その後も軽いトラブルがあるものの、順調な部類で動いてます

その後、Windows Updateをしたら失敗して、Updateが取り消されたり(一個一個当てていったら、途中で急に数が減って、とにかく全部Update出来た形にはなった)、スタート画面の検索ではATOKが使えなかったりと、まだ問題は有りますが、会計ソフトの「会計棟梁」とATOKとの間で発生していた問題が解消されていたりして、うれしい誤算。(かな入力はなのでキーボードの刻印通りにカナが打てるモードにしてあるのに、勝手にローマ字入力にされてしまうとか、勝手に固定入力モードに入ってしまうとか)

MBPR上の仮想マシンとして使う分には、Windows7よりも反応が早くなったように思います。ただ、Mission Controlの画面遷移は非常にもたつくようになりました。2度目からはだいぶ軽くなるので、何か解決策があるように思いますが。

以上、スクリーンショットの1つも無い、Windows8 on VMware Fusion5の体験記でした。会計棟梁が快調になったので、宗務所用にもう1本、Windows8を注文しましたよ。わずかに値下がりしてました。Mountain Lionよりは高いですが、Windowsとしては破格の安さ。不具合解消目的で買うのも有りだと思います。Windows7の頃の使い勝手に戻すフリーソフトも出揃ってきているようですよ。

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