とことん突き詰めてるのが素晴らしいcharity:water

愛読しているLifehacking.jpにて、先頃アメリカのポートランド市で開催されたWorld Domination Summitの基調講演のエントリーが続いてます。

昨日のエントリーは「スタイリッシュなチャリティーで世界を変える:Scott Harrison 基調講演 #WDS」と題して、アフリカに水をもたらすチャリティ、charity:waterを率いるScott Harrisonさんの基調講演を詳細に紹介されていました。

このcharity:water、運営費は全て献金でまかない、寄付は全て、100%現地に届けられます。まずこれが素晴らしい。

そして、届けられた寄付金が、どこでどのように使われたかがGoogle Mapで見る事が出来るというのですから、さらに素晴らしい。

普通、寄付というと、一部が運営費に回ることは珍しくありません。昨年の震災時の義援金は通常の寄付とは違って全額が被災者の元に届けらる、というケースがほとんどだったと思いますが、日常の寄付はそうではありません。

でも、運営費は自分たちが献金を募って確保して、純粋な寄付は本当にちゃんと現地に届ける。この心意気、真似出来ませんよ。

そして寄付の使途まで寄付者本人が確認出来るというのですから驚きです。何に使われるか分からないものよりも、ちゃんと分かる形で示されるものへ寄付したくなるのは当然です。

そして、そうした提示も、機関誌を発行したりとかの経費のかかることはせずに、ネットのサービスをうまく使っています。現役で働く世代であればインターネットはそこそこみんな使えるようになってきていますから、これで問題などないのでしょう。

こういう所、行政にももっと真似して欲しいです。そしたら、今よりも低予算で、国民、県民、市民に、もっと詳細で的確な情報を届けられるはずです。紙に印刷して配るという形でしかプッシュの形の情報は届きません。もったいないです。

遍く、という前提があるので紙になるのでしょうけれど、選択してもらってもコストはそれほどかからないと思うのですよね。うちなんか全部Webからで構わないのに。必要な物は印刷しますから(災害時に欲しい資料とかは、紙で持っていないとね)。

まあ、なによりも素晴らしいのは、過去にいろいろな所業をしてきたとはいえ、Scott Harrisonが実際に自分の体を動かし、目の当たりにし、そしてそれを解決すべくさらに自分の体を動かし、人を口説く。そのパワーですよね。

誰かに電話をかけるのに何日も悩むようでは(私のこと)、とてもとても実現出来ないことです。でも、ちょっとでも、真似したい。

それから寄付ですね。JCBから国境なき医師団の寄付の紹介が届いていまして、お寺は寄付をもらうところであってあげるところではないんだけれどなと思いつつ、個人的には寄付もしなきゃなと考えていたところなのです。

国境なき医師団にするか、charity:waterにするか、悩んでいます。そりゃ、目に見える形で報告のあるcharity:waterにかなり傾いてますよ。見てみたいですしね、どんなことになるのか。私が出来る寄付なんでほんの少額ですから、たいした道具も買えないでしょうけれど・・・

(日本からでも問題なく寄付出来るのかな・・・?)

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