モバイルギア2(MC/R530)でPEGA-WL110を使う

モバイルギアを使っていると、時々無線LANカードPCWA-C150Sが切断・再認識されてしまうようになりました。このカードはアンテナ部分がカードに対して直角についているため、使用する機器の形状によっては取り付けできない場合があります。モバイルギアの場合は、使うことができるものの奥までしっかりささらないため接触が緩くなり、時々電気的に切断されてしまうようです。出っ張らないのでお気に入りなのですが、ちょっと困りもの。

他に所有している無線LANカードは、CLIE NX80V用に購入したPEGA-WL110があります。ソニー製品ばっかかよ。CFタイプです。CLIE用なので、モバイルギアに搭載されているWindowsCE2.11用のドライバーはソニーからは提供されていません。しかし、こういうときには他のカードのドライバ流用という非常手段があります。搭載チップはPRISM2.5。チップさえ分かってしまえば、動かせる可能性はグンとあがります。

WindowsCE FANのハードウェア情報の過去ログを調べてみると、Accton社のAD11C-1がPRISM2.5チップを使っているようで、CE用のドライバーも提供していることが分かりました。AD11C-1はPCMCIAカード、WL110はCFカードという違いはあるものの、チップは同じですから動きそうな予感がします。もちろん動作保証対象外ですし、ライセンス的にもどうなのか分かりませんが。資源の有効利用ということでチャレンジです。

ダウンロードしたファイルの中にあるSetupを実行して、ActiveSync経由でモバイルギアにインストールします。無線LANの設定画面が現れるので設定をして、WL110を差し込みます。C150Sの時と同様にドライバー名を聞かれるので、「PRISMNDS.DLL」と入力すると、簡単に認識されました。おおぅ。ちゃんと使えます。

しかし、なぜだかコントロールパネルが開けません。Webを検索したところ、Routing Tableさんで解決策を見つけました。ドライバーのインストールによってコントロールパネルに追加されたアプレット(アイコン)がうまく動いていないようなので、コントロールパネルから外してしまえばいいようです。具体的には、\Windows\PRISMCFG.CPLを別のフォルダに移します。私はRouting Tableさんにあったように\ProgramFiles\Intersil PRISM2 Wireless LANフォルダに移動しました。
このアブレットは無線LANの設定をするためのものなのですが、タスクトレイのアイコンから設定できるので問題ありません。
なんだか怪しい操作が必要ですけど、とりあえず他に問題はないようです。今度は接触もばっちりですし、快適に使えそうです。

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