デスクトップにPalmの予定表を表示させよう

MacOS Xにはいとーけーさん作の「CloCal Pro」というデスクトップに時計とカレンダーを表示するフリーソフトがあります。このカレンダーにiCalの予定表とToDoを表示することが可能です。また、iCalとPalmの予定表データはiSyncによって同期をとることが出来ます。これらを組み合わせると、Palmの予定表をデスクトップに常に表示することが出来ます。

CloCal Proは指定したタイミング(その日最初にMacを起動したときなど)で一日の予定とToDoを表示する機能もあるので、忘れっぽい私にはぴったりです。ではやってみましょう。

まずはiSyncのPalm用コンジットをインストールします(iSyncのページ最下部)。そのあとPalmDesktopのHotsyncメニューの「コンジット設定」で、iSync Conduitをダブルクリックして、表示される二つの項目両方にチェックを入れます。
これで次回ホットシンクからPalmの予定表、Todo、アドレス帳は、MacのiCal、アドレスブックと同期するようになります。アドレスブックにすでにデータがある場合Palmのデータと相まってぐちゃぐちゃになることがあるので気をつけましょう。どちらかを削除するなり、重複データを整理するなりしなければなりません。大変です。
iCalとの同期は、初期設定では「未定義のカレンダー」と行われます。これはiSyncで設定できます。私はiCalにはデータがなかったので、何も考えずにそのまま使ってます。
うまくホットシンク出来たら、CloCal Proをインストールします(いとーけーさんのページのMacintoshのコーナーにあります)。CloCalではないことに気をつけてください。インストールすると、すぐに時計とカレンダーがデスクトップに表示されます。予定表のデータがうまくカレンダーに反映されていればOKです。あとはCloCal Proのマニュアルを読みながら、好みの設定にしましょう。私は未定義カレンダー以外使用していないので、念のためほかのカレンダーは表示しないようにしました。
Palmで「終日の予定」が登録されていると、毎日「終日の予定」があるように表示されてしまうかもしれません。この場合は、iCalを起動し、表示されてしまった「終日の予定」の「カレンダーの種類」をCloCal Proで表示しないようにしているカレンダーの種類に変更します(私の場合は「仕事」にしました)。1分ぐらいしてからCloCal Proのカレンダーをクリックすると変更が反映されるので、正常になったことを確認してからカレンダーの種類を元に戻します。元に戻すとまた表示されてしまう場合は、もう一度繰り返します。
私の場合は過ぎたはずの終日の予定が、毎日5つも表示されてましたが、これらの操作で正常に表示されるようになりました。新しく終日の予定を作ったりした場合はこうした現象は出ないみたいです。
また、愛用しているGyazMailは、アドレスブックに登録されたアドレスを使うことが出来るので、データを一元化できて気分が良いです。今まではメーラとPalmでいちいちデータを入力してたものですから。
iSyncによる同期とPalmDesktopと同期は同時には出来ません(メモをのぞく)し、ホットシンクの時間も長くなってしまいます。でもPalmのデータをより活かせるのはiCalとアドレスブックとの同期だと思うので、もう元には戻れない状態です。
アドレスブックのグループ分けとPalmのアドレス帳のカテゴリーが同期しないなど、まだまだ完全ではありませんが、今後に期待です。

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