モニター使用中のNew XPS13は、長期間使い込みたくなる存在感

帯状疱疹に伴う体調不良のため、原稿を書いてから投稿するまでに随分間があいてしまいました。8月6日頃に書いたエントリーです。そーなんだー、と思いながら読んでいただけたら幸いです。

Dellアンバサダーのモニタープログラムに当選し、三週間ほどですがNew XPS13を試用する機会を得ました。仕事で書いている「住職のぼけ日記」が毎日更新のはずなのに滞りがちなので、その解消の一助として抱負を記入したので、それに沿った試用をしなきゃいけないなと思っているところですが、時はお盆。しかも酷暑。正直に言いまして、お盆が終わる15日以降にならないとまともに使う時間なんてないんじゃないかと感じています。

とりまちょっとしたベンチでも取ろうかと。ついでに先日購入したSurface Proと比較でもしてみようかと、少し時間の取れた夜にこれを書いています。

モニターでお借りしたNewXPS13は、4Kディスプレイと1TBのフラッシュストレージ、16GBのメインメモリーを搭載したモデルです。なにげにフルスペック。

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起動して最初に気になったのは、ファンの音です。通常のファンの音以外に、異音といってもいいような音が混ざっています。

モニター機として使い込まれたゆえの症状なのか、Dellとして許容範囲内の個体差なのか、どちらかといえば不良品に当たるものなのか、何とも言えません。ファンがあるはずのSurface Proがほとんど無音で使えることと比べると、静粛性能と、それに伴う心地よさの面では完敗です。

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つぎにサイズの比較。右がXPS。XPSはモデル名の通り13インチ(3840x2160)のディスプレイを搭載しています。一方Surface Proは12インチ(2736x1824)。ともにタッチパネルディスプレイ。単純にインチ数で比べたらXPSは一回り大きいのですが、とことんこだわった狭額縁のために、ほとんど差のない大きさです。ただ、個人的な好みは16:9よりも3:2でして。実際にはXPSの方が縦解像度がはるかに高いにも関わらず、やけに窮屈に感じてしまいます。もちろん、映画などの映像コンテンツを表示した場合は、XPSの方がインチ差以上に大きく見れることになります。メーカとしても悩ましいところでしょう。

Edgeでデフォルトで表示されるスタートページを比べてみます。

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右がXPS。XPSの方が情報量が少なくなっていますが、これにはからくりがあります。初期設定の「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の値が、XPSは300%、Surface Proは200%に設定されています。XPSをそこそこ使い勝手のよさそうな200%に変更すると、ご覧の通り。

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ついでにCrystalDiskMark6でSSDのベンチマークもとってみました。1GiBの読み書きテストしかしていませんが、その差は圧倒的。XPSはかなり良いものをお使いです。Surface Proのシーケンシャルリードが1419.2MB/sというのも十分以上に速いですけれど、XPSの3127.1MB/sはハイスペックデスクトップ並みです。書き込みもものすごく速いですし、DellはXPSに何をさせよう考えているのでしょうか。

この数字から言えるのは、テキスト入力メインの使い道には、このSSDパフォーマンスは完全に宝の持ち腐れであるということです。

さて、テキスト入力にとって大切なキーボードですが、こちらもさすがにちゃんとしたキーボードを搭載しているXPSが圧倒的に打ちやすいです。Surface Proもしばらく打っていると気にならなくなりますが、やはり微妙にたわむ感覚はついて回りますし、意識してしっかり押さないと取りこぼしが発生します。慣れれば無意識にできるのでしょうが、HHKBとRazerのキーボードばかり使っていたら、私のキータッチは随分軽めになってしまったようです。

ノートPCというとパームレスト部分の発熱も気になるところですが、エアコンの効いた部屋でこうしてつらつらと入力している程度では、左手の当たる部分がほんのり温かい程度。これを許せないとなると、たいていのノートPCは使えないと思います。MacBookProなんて絶対無理だろうな。

これはしかし、Surface Proは本体の発熱は完全に伝わってきませんので(そもそもあのキーボードはカバーだから)、快適そのものです。冬でも冷たくないですし、これでたわみさえしなければ文句のつけようがありません。

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最後の写真は、この記事を書きながらふと気になって撮ってみたものです。こうしてみると、XPSが13インチもあるなんて信じられません。非常にコンパクトです。生粋のMacファンなのに、つい買ってしまって使い込んでいる方が何人も現れているようですが、その気持ちがわかります。

でも、かな打ち派の私に言わせれば、わずかながら不満点があります。右手の小指が担当するキーの大半が小さいんです。よくあることなんですが、「け」「む」「゛」「゜」「ほ」「へ」「ー」これらが小さいんです。本当によくあることなので体が適応しますけれど、通常のサイズが確保されているキーボードと比べると、全然打ち心地が違うのです。

非効率なローマ字入力が消え去れば、こんな変態キーボードが許容される隙はなくなるであろうに。Surface Proの場合はサイズが小さくなっているのは「ー」だけなんです。XPSのキーボード、左右に少し余裕があるので、こちらも狭額縁で攻めてもらいたいものです。

頼む!

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