PDAでいつでも長文を入力したい

長文といっても、論文ほど長くはなく、長めのblog用原稿といった程度です。

PDAが個人情報携帯端末であるとするならば、「いつでも長文を」という考え自体が的はずれと言うことになってしまいますね。だからたぶん、私が今求めているのはPDAではなく、ちっちゃなワープロと言うべきなのでしょう。

で、ちっちゃなワープロとして現存している製品の中で、最新デバイスを使っているという欲求も同時に満たしてくれるものといえば、Sigmarion3とSL-C760なわけです。(インターネット接続は当然の欲求)

どちらもキーボードを搭載していますが、性格が違います。Sigmarion3は比較的ちゃんとしたキーボードをもっています。机の上、膝の上で使うことを主眼としているのでしょう。その場合の入力のしやすさは多くのユーザーが証言しているのできっとその通りなのでしょう。
片やSL-C760は小さめのキーボードです。両手の親指でプニプニと入力するのに最適な大きさ、形、感触らしいです。聞くところによれば、机の上に置いてのタイプも、そこそこできるらしいですね。こちらも、「親指入力としは」という条件付きではありますが、とても入力し易いというユーザーの証言が多くあります。

使い物にならないと酷評されてばかりのNX-80Vとは大違いですね。あれはたしかに使いにくい。ユーザー認証の必要なサイトでパスワードを入力するのにぐらいは使えます。スタイラスを取り出さずに済むので便利です。でも文章を打つのはかなりしんどいです。

さて。長文入力だけを考えたら、迷わずSigmarion3ということになります。でも、もっと快適なのはiBookなわけです、私の場合は。それをいっちゃあおしまいじゃん、という感じなのですが、でも、Sigmarion3を使える状況であれば、iBookをも使えるという状況になるであろう私の行動パターンからすると、これら二者はとてもとても用途がかぶってしまうのです。そして、腰を据えて打つならiBookの方が快適。その後のPDF変換なども簡単にこなせますし、安定感も最低限度のアプリしか入れていないためかMacOS Xはなかなかです。スリープと復帰も一瞬です。Windows機とは比べものにならないぐらい速いです。
ですからSigmarion3を買ってもたぶんすぐに出番が無くなってしまいます。「モノ」としては非常に欲しいですけど。月給50万の部長さん生活だったら買ってます。発売日に買ってます。
では、次の候補のSL-C760を考えてみます。こちらは親指入力が前提ですから、本体を両手で保持した状態で文を打つ、ということになるでしょう。私の生活パターンに当てはめると、たとえばトイレの中。たとえばベッドに寝転がって。マッサージチェアでくつろぎながら。
なんだかむちゃくちゃな想定ばかりに思えますが、Blogネタを思いつく時ってこういうシチュエーションの時が多いような気がします。思いついたときに即文章化。SL-C760ならば出来そうです。
でも、しょせんは親指入力。いくらがんばっても普段の入力速度が出るわけはありません。文章をどんどん考えながらフルサイズキーボードで入力していくことに慣れている私の頭は、はたして馴染むことが出来るのでしょうか。
文頭と文末で、話の流れが変わってしまっていそうな気がします。どういう流れでその一文を書き始めたのか、最後の句点を打った時点で忘れているような気がします。親指入力というのはその点どうなのでしょうか。携帯電話での10キー入力が出来るのだから大丈夫なのかなぁ。
普段よりゆっくり打てるからかえって話がまともになるということも考えられますね。
それ以前に、肩こりにならないかが心配ですが。小さなキーボードでブラインドタッチをするよりは良いように思えますけど。
ところで。Sigmarion3のあのキー配列は何とかならないのでしょうか。ひらがなが刻印されていますけど、あの並び方を見たら、かな打ちはとてもで出来そうにありませんよね。ローマ字入力万歳ですか。
SL-C760に至っては、ひらがなの刻印すらないですよね。本体サイズの関係でキーの数が制限されますからしょうがないですけど・・・かな打ちは悪ですか。そんなに少数派ですか。マイノリティですか。
私は生粋のかな打ちはです。Typing of deathでの対戦で困ることもありますが、でも普段はかな打ちです。小学校でローマ字を習う前にキーボードをいじってたんですから、そりゃ、ローマ字入力が出来るはずもなく。不可抗力です。
今でもかな打ちの方が効率がよいと信じています。WindowsのATOKでかな入力にしていると、パスワード入力時に半角カタカナが入力されるという現象が発生して、何年たってもそれが解決されませんが、でもかな打ちです。(Macだとこの現象が出ないので嬉しい)
無い物ねだりしてもしょうがないのですが、まじめにかな打ちのことも考えた携帯入力デバイスが登場しないものかと心待ちにしています。
以上、こうやって書きながら考えてみると、私に最適なのはSL-C760ということになるようです。PIMはNX80Vで、長文入力はSL-C760。だんだんいい組み合わせに思えてきました。日経Linuxのモニター募集、当たるといいなぁ~

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