新型CLIE発表!

新しいカメラ付きCLIEが発表になりました。PEG-NX80VとPEG-NX73Vの2機種です。
80Vは130万画素、73Vは31万画素のカメラを搭載。情報管理も出来て音楽も聴けて、写真も撮れてその写真にお絵書きして楽しんだり、とても楽しい情報デバイスです。

今回からROM容量が32MBにアップし、今までは自分でインストールする必要のあった付属ソフトがプリインストールされていますから、面倒で使うことのなかったソフトが日の目を見て、CLIEの新しい魅力に気付かせてくれるかもしれません。「付属クリエソフトプリインストール」と書いてありますから、ソニー製のソフトは全部入っているんでしょう。つまり、CLIEがCLIEであることを証明するお楽しみソフトたちを、買ってすぐに使えるということです。これはすごい進化だと思います。

付属ソフトプリインストールがソニーの主張する今回の目玉だとすれば、個人的に今回の目玉だと思うのが、ユーザーが利用できるメモリ領域であるRAMが、80Vの澆任垢32MBに容量アップしていることです。今までのNXシリーズは11MBしか使えなかったですから、これにひかれる人も多いのではないでしょうか。でも仕様をよく読むとユーザーが利用できるのは16MBとか。残りの16MBはどこに行ったんでしょう。でも付属ソフトが全部ROMに入ってしまったことを考えると、今までよりも遥かに広い領域を自由に使えることになります。CLIEの可能性がグンと広がります。

もう一つの目玉は、今回新たにCFカードスロットが、CFメモリーカードに対応したことです。今までは信じられないことに通信カードしか使えなかったのです。対応ソフトに制限があるようですが、これでようやく外部ストレージの面でもPocketPCに対抗できるようになりました。PHS圏外の田舎では、通信カードしか刺さらないスロットなんて邪魔者以外の何者でもないのです。
メモリースティックには音楽をめいいっぱい入れて、カメラで撮った画像をCFにという使い方が出来ます。(追記:と思ったら今のところカメラの撮った画像はCFに保存できないですね。そればかりかほとんどのソフトでCFは対象外。テキスト系のデータ置き場にしか使えないなんて・・・後々可能になることを望みます)

と盛り上がってみたものの、私は買わないです。仮想グラフィティエリアは魅力ですが、重いし、でかいし、かっこ良くないし。デジカメはIXY400がすばらしいのでこれを使うし。今使っているT650Cも結局手帳代わりとしてしか使わないのでそれで十分なんです。以前は「機能があればあるだけ使う」と考えていましたが、自分はそんなに積極的な人間ではないことにようやく気が付きました。T650Cを買う前は新機種が発表されるとドキドキしてしまったものですが、私も大人になったようです。

悪い言い方をすればCLIEに冷めてしまったというか、ぶっちゃけ今年に入ってから立て続けにノートパソコンを買って売って買って売って買ってと正常な社会人にあるまじき行為をしてしまったので、「それどころじゃない」、と。

でもこの新機種は、今までユーザーが不満を抱えていた部分を順当に解決した、ソニーにしては珍しい正常進化モデルだと思います。これでCLIEコミュニティーを始めとするPalmコミュニティーは今まで以上に盛り上がることでしょう。しばらくは目が離せません。私はそれを眺めることで、楽しさのお裾分けをしてもらおうと思います。

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